「TVタックル」の内容は、ある時期から、大きく変わりましたが、そこには「ビートたけし」さんの危機意識がありました。
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「ひまつぶしに学校で使われている教科書を眺めてみたんだ。前回、「知らぬは日本人ばかりなり、だよ。東郷平八郎も乃木希典も広瀬武夫も知らない」と書いたけど、ちょと気になってね。実際、どれだけ日露戦争のことが書かれているのかって。とりあえず、開いたのが高校の日本史の教科書。(略)四社のを見たんだけど、さて、ここで「たけしのクイズ」です。
「第一問」この四社の教科書のうち、東郷平八郎が登場する教科書はいくつあるでしょうか。
「第二問」乃木希典は何冊に登場するでしょうか。
「第三問」東郷平八郎、乃木希典、広瀬武夫の三人がそろって出てくる教科書はいくつあるでしょうか。
おいら、驚いたね。正解は何と、三問とも「一冊もなし」なんだ。(略)のせるスペースがないわけじゃないんだ。「山川出版社」の教科書にはこんな人物が出てくる。
「1」磯山清兵衛。「2」小西隆佐。「3」末吉孫左衛門。「4」中井竹山。「5」葉山嘉樹。
(略)それぞれ立派な人なんだろうけど、東郷平八郎より歴史上、重要な人物なのかね。おいらにはとうてい理解できないよ。(略)念のため、四十年ぶりかで小学校の教科書も開いてみた。ありゃ、六年生用の「新しい社会」には、ちゃんと出てるじゃないか、東郷平八郎が。(略)
小学校で教えながら、何で中学や高校の教科書から消えてしまうんだ。聞けば、小学校の教科書に東郷平八郎が「復活」したのは、三年前からなんだってね。その時、
<「軍神」の登場 戦時再現では >
なんて投書を朝日新聞は載せている。自社の意見を投書に代弁させる、いつもの小ズルイやり方だよ。 それにしても、東郷平八郎が教科書にのるというだけで、「軍国主義復活」と騒ぎたてる人がいるんだから、その単細胞ぶりにはあきれるよ。
東郷平八郎が「皇国の興廃」をかけてバルチック艦隊と戦ったのは事実だろう。(略)外国の教科書にも取り上げられてる人物を学校で教えないんだから、日本というのはホントに変な国だよ」(ビートたけし)
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東郷平八郎、乃木希典、広瀬武夫が出てこないのに、磯山清兵衛、小西隆佐、末吉孫左衛門が出てくるということを、「野球」の「歴史教科書」に例えると、
長嶋茂雄、野村克也、イチローが出てこないのに、元カープの長嶋、カツノリ、サブローが出てくるようなものでしょうし、
東郷平八郎が教科書に復活したら、<「軍神」の登場 戦時再現では >という人が、「戦争としっかりと向き合うことが大切だ」と主張することは、野球中継で、グランドを映さずに、観客席や裏方だけを映すようなものです。
この文は、たけしさんが、十年前に書いたものですが、「朝日新聞」がいまだに同じ手法、
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<「軍神」の登場 戦時再現では >
なんて投書を朝日新聞は載せている。自社の意見を投書に代弁させる、いつもの小ズルイやり方だよ。 それにしても、東郷平八郎が教科書にのるというだけで、「軍国主義復活」と騒ぎたてる人がいるんだから、その単細胞ぶりにはあきれるよ。
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を使っているのを見ると、「失われた十年」という言葉は朝日にこそふさわしいのではないかと思ってしまいます(実際には「失われた60年」でしょうが)。
(*「手法」について、詳しくは「朝日歌壇鑑賞会」さんが取り上げています)
以前、左翼系の「市民団体」が、「TVタックル」を有害番組に指定したという話がありましたが、「TVタックル」を見て、本当の「有害偏向番組」の存在を知った人も多いのではないでしょうか。
「福田氏の支持率が急上昇!」も「歴史教科書問題」も「靖国問題」も、日本の「マスコミ」が大きく育て上げたものです。
いままでのように、マスコミの「情報の私物化」や「偏向報道」を許していたら、10年後も、同じような問題か、新しく「作られた」問題を抱えていることでしょう(国民が「本物」の情報を知りはじめてしまったいま、「八百長」は通じなくなると思いますが)。
いまが、マスコミ再生戦の天王山です。
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[参考]
たけしの20世紀日本史・ビートたけし(著)
日露戦争物語―天気晴朗ナレドモ浪高シ (第1巻)
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